じゅりっこの歴史⑥第五章『表現力』
つづき
じゅりっこはどのようにダンスが上達していったのかを探っていくシリーズです。
今回は20歳。
ダンスの上達に必要な『じゅりっこ五大要素』(後述)をすべて習得します。
この頃のじゅりっこさんは良くも悪くも自信満々です。
その自信が驕りへと変わってしまったとき、ひとつ失敗をします・・・。
日中はダンスの専門学校へ通い、夕方からはダンスのレッスンに通い、インストラクターのお仕事も始めたじゅりっこさんは、丸一日ダンス漬けの生活を送っていました。
さらにバックダンサーのお仕事をもらったことで、スケジュールはびっしり埋まります。
(今はあまり活動されていないようですが、バックダンサーをしていたのはこちらの方)

バックダンサーとして毎週のように全国各地で人前に出ていた彼女は、『表現力』を身につけます。
この仕事ではインストアライブ(ショッピングモールなどのスペースで行うLIVE)がメインだったので、主役のアーティストもバックダンサーも、知らない人が大半でした。
ほぼアウェーの中、まわりの人を惹きつけてお客さんになってもらわないといけない。
そのために、表情・目線・雰囲気などが必要だったんですね。
実はこのときまで、スタジオの先生に『表現力』についてよく指摘を受けていました。
自分ではそんなつもりはなかったようですが、踊るときにほとんど真顔になってたそうです。
こうして、新しい環境でまたひとつ、必要な能力が身につきました。
『リズム感』『なめらかさ』『正確さ』『パワー』『表現力』
これまでの人生で身につけてきたこの五つが、
じゅりっこ流 ダンスの上達に必要な五大要素です。
ダンスに出会ってから15年、
二十歳になってようやくこの五大要素すべてを身につけることができました。
そして、小さいころから思い描いていた、ダンスのお仕事をするという夢も少しずつ叶ってきました。
有頂天になっていた当時の彼女は、次第に自信過剰になっていきます。
それに気づくのが遅れてしまい、とあるレッスンで悲しい思いをします。
その先生のイベントに出演する際は、いつも最前列の良いポジションでした。レッスンに参加している人の中でも、自分はうまいほうだという自信があったそうです。
今回のイベントでも、当然最前列で踊れると思っていました。
通常、イベントや発表会に参加するときはレッスンとセットです。レッスンで振り入れをしてから、数回リハーサルを行い、立ち位置を確認していきます。
しかしこのときのじゅりっこは、仕事を理由にレッスンをほとんど欠席していました。まったく振付を知らないまま、リハーサルだけ参加していたのです。
先生やみんなからしたらいい迷惑です。
リハーサルでは立ち位置など確認しなければいけないことがたくさんあるのに、振付を知らないじゅりっこただ一人のためだけに、貴重なリハの時間を割いて振り入れをしなきゃならないんだから。
「私は振り覚えが早いし、みんなと違ってダンスのお仕事があって忙しいから、リハだけ出れば十分。」
そんな風に、悪い自信の持ち方をしている彼女の態度を、先生はすべて見抜いていました。
このイベントで、じゅりっこさんに言い渡されたポジションは、最後列のはじっこ。
一番目立たないところで踊るよう指示されました。
「自分なら大丈夫」って、【内側の自信】を持つのは大切なこと。だけど、「○○の仕事してるからすごい」とか【外側の自信】を持ってはいけない。外部環境なんかほぼ運だし、常に変化していくから。- じゅりっこ -
当時のことを振り返り、恥ずかしい自信の持ち方をしてしまっていたと反省しています。
その先生は、生徒ひとりひとりと熱心に向き合う、素晴らしい先生だったそうです。
この先生との出会いが、いまのじゅりっこダンス部Web校・大宮校での考え方の源となっています。
『リズム感』『なめらかさ』『正確さ』『パワー』『表現力』
じゅりっこ流 ダンスの上達に必要な五大要素
ここまで読んでいただいた通り、じゅりっこはひとつずつ確実に習得して、積み重ねていきました。20年間培ったものが花開き、目に見える形となったのが、いまの彼女のダンスです。
もともとのセンスはあったのかもしれません。
でも、最初からなんでもできる天才ではありませんでした。
大好きなことだから、それにすべてを賭けると自分で決めたから、一生懸命がんばってきました。
じゅりっこと同じように、大好きなダンスで挑戦してみたい方はいますか?
もしいたら、是非じゅりっこダンス部大宮校へお越しください。
20年間、遠回りをしたり失敗しながら学んできたことを、惜しみなくすべて教えます。
五大要素の伸び方や順番は人それぞれ違います。
つまり、人と同じ練習をしていると効率が悪いということです。
じゅりっこダンス部大宮校では、ひとりひとりに、どこから習得していけばいいか明確に指示をします。
ただし、自分で練習できない人はご参加いただけません。
どれほど丁寧に的確に指導しても、週にたった90分レッスンをするだけでは上達しません。
指示通りに、自宅で地道に基礎練習をできる方限定です。
成長したいなら、どんどん環境を変えること。
ここまでじゅりっこがそうしてきたように。
上達できる環境が、ここにはあります。
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